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沖縄の守り神「シーサー」をリトポってみる。

( ゚∀゚)ノィョ―ゥ
早いもので今年も残す所あと2ヵ月、年末に向けて、今後の野望に向けて、はたまた世界征服に向けて、
いやっ!お金持ちになりたい、ただただそれだけの為に、仕事一筋に精励の日々ですが、
皆さんいかがお過ごしですか?
今回は、ポリゴン数が多くて重い3D形状を、軽くて扱いやすい3D形状へと生まれ変わらせる
「リトポロジー」を施してみたいと思います。
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「リトポロジー」に利用する形状は、以前「Zbrush」で作成した「シーサー」を使います。
「GoZ」にて「3dsmax」にインポートした時のポリゴン数が50.300でした。
このままでは、ポリゴン数が多めで扱いづらいので、ダイエットさせてみたいと思います。
seaser-02
その前に、「リトポロジー」とは何ぞや?の問に対し軽く説明すると、ポリゴン数の多い形状や、ポリゴンが三角メッシュで編集しづらい形状などを、新たにポリゴンを貼り直して、形状を再構築する作業の事です。(たぶん)
「3dsmax」でリトポロジーを行うには、「グラファイトモデリング」を使います。
基準元となる形状を「描画区域サーフェス」に登録して、オフセットを指定すると、
その形状表面に新たなポリゴンを貼る事ができます。
↑図は最初の1枚を貼った所です。
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後は、地道にポリゴンを貼っていきます。
出来るだけ形状の起伏に沿うようにガンバッテ貼ります。
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なんだか、折角貼り直すポリゴンなのに肌理が細かい感じがすると、ここまで来て思いましたが、
後戻りはしたくないので、気のせいだと自分に言い聞かせ、遂行に向け黙々とポリゴン貼ります。
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このへんに来て、なんでこんな起伏の激しい物体を選んだのか後悔してきましたが、確実に後に引けない状態になっていましたので、泣く泣くポリゴンを貼ります。
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あと残るは顔のみの状態です、この時点ですでに私のHPは一桁に差し掛かっていましたが
「あきらめたらそこで試合終了ですよ!」と、安西先生ぽい幻聴が聞こえたので、
最後の力を振り絞ってポリゴンを貼ります。
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なんとか出来上がった形状がこちら↑
左が元形状で、右が今回作成した形状です。
「スムージンググループ」をクリアしてるので、よりポリゴンの粗さが分かるのではないでしょうか。
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実際にポリゴン数を計測すると、新形状は12,500でした。
1/4とまあまあ減ってるので、リトポロ成功だろこれは。
最後にテクスチャを貼って終了の予定でしたが「Zbrush」のテクスチャをそのまま適用できなかったので、
新たに「UVWアンラップ」でUV展開して貼り直しました。
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比較最終レンダリング画像がこちら↑
ぱっと見はイイ感じで、ポリゴン数に約4倍の差があるとは思えないレベルでしょ!
これは画像テクスチャのみの状態なので、追加でバンプディスプレイス等のマッピングを適用すれば、
さらに良くなる事、火のごとしですが、それはあとで気が向いたら煽って見ようと思います。
今回の「リトポロジー」は、「Zbrush」「Zリメッシャー」を使ったローポリ化で理解したCG用語です。
最近はPCやグラボの性能が飛躍的に上がっていて、昔のようにポリゴン数をあまり意識すること無く、日々作業をしていましたが、コレを機会に改めてローポリを意識する様になりましたとさ。
という事で今回はこの辺で

( ´Д`)ノ~バイバイ