今日は、 以前から気になっていた、3dsMaxを使った写真合成をガンバッテみる。
簡単に説明すると、実写の写真に3Dのオブジェクトを合成するという事です。
合成と聞くと有名なレタッチソフトであるPhotoShopを連想しますが、今回はそれは使用せずに、3dsMaxのみで合成します。
3ds Maxのレンダリングエンジンであるmental rayの中にProduction Shaderという機能があります。
この機能を使えばめちゃ簡単かつ、あっという間に写真合成が出来ちゃいます!
まず、こちらが合成元となる写真です。
超高級高層マンション78階(自宅)の浴室ですが、ここの浴槽の中に3Dオブジェクトを合成したいと思います。
合成するオブジェクトはこちら
「キタ――(゚∀゚)――!!」クッションのオリジナルばーじょんvol1.2です!
このクッションを浴槽一杯に配置したいと思います。
まず、合成元の写真を3dsMaxに取り込んで、背景にします。
それから、取り込んだ写真の浴槽に沿うようにBox形状を作成していきます。
この形状はとても大事な役目がありまして、完成時はこいつ自体は消えているのですが、こいつに落ちた影だけ表現をしてくれる、とてもありがたい奴なのです。
ここまでで作ったのは、「クッション」と「あとで消える浴槽Box」のみです。
これだけで形状作成は完了です。
続きまして、マテリアルの設定に入りますがその前に、今回の舞台となる実際の浴室の全方向写真を適当にパシャパシャ撮り、それをさらに適当に繋げて1枚の写真にしたものを用意します。
(簡易HDRIのできあがりww)
写真を準備しましたら、マテリアルの設定です。
ここだけ少しややこしいですが、(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
まず、スレートマテリアルエディターのブラウザより、上図にある5つのマテリアルを準備します。
先ほどの簡易HDRI画像をマップとして準備し、それを「ChromeBall」のコンポーネントにワイヤリングします。
次に「CameraMap」のコンポーネント自体に簡易HDRI画像を読み込みます。
それから「ChromeBall」と「CameraMap」をそれぞれ「Switcher」コンポーネントにワイヤリングします。
最後に「Switcher」を「Matt/shadow/Reflection」コンポーネントにワイヤリングして完成です。
出来上がったマテリアルを「あとで消える浴槽Box」の形状に適用します。
(*´Д`)=3ハァ・・・ 疲れるわー
文章でかくとさっぱりワカランネ。
残りはバックグラウンドの設定です。
こちらの作業は、3D空間の背景に簡易HDRI(浴室の写真)を貼り付けるという、俗に言うところの環境マップ的な・・・まあなんだ、とにかくそういう事ですな。
先ほどの作成したマテリアルの「Switcher」から「環境と効果」のバックグラウンドにD&Dするだけでおk
さあ舞台は整った、最後は浴槽にクッションを好きなように、鬼のように、敷き詰めます。
クッションの敷き詰め作業がひと段落しましたら、レンダリングしてみましょう。
ジャーン!!
どうですか、このゴミの様なクッション!一個だけクロムボールを置いてみたのですが・・・
全然クッションにみえませんwww
まあ・・・でも・・・簡単でしょ。 ( ̄ー ̄)bグッ!